意思決定支援キット PRO
選択肢の比較 · 治療計画の見直し · 受診前の準備ガイド
ADHD EVIDENCE
6
治療選択肢の比較
25
チェックリスト項目
12
医師への質問例
📊 治療選択肢の比較表(6種類×12項目)
AAPガイドライン(2019)に基づく参考資料です。最終判断は必ず担当医とご相談ください。
| 項目 | 刺激薬 | 非刺激薬 | 行動療法 | 親の養成(親トレーニング) | 学校ベースの支援 | 併用療法 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 効果が出るまで | 数日〜2週間程度 | 約4〜8週間 | 数か月 | 数か月 | 数週間〜数か月 | 薬:速い 行動:遅い |
| 注意力の改善 | 高 ★★★ | 高 ★★★ | 中 ★★ | 中 ★★ | 中 ★★ | 高 ★★★ |
| 衝動性のコントロール | 高 ★★★ | 高 ★★★ | 中 ★★ | 中 ★★ | 中 ★★ | 高 ★★★ |
| 日常生活スキルの向上 | 低 ★ | 低 ★ | 高 ★★★ | 高 ★★★ | 高 ★★★ | 高 ★★★ |
| 学業面の改善 | 中 ★★ | 中 ★★ | 中 ★★ | 中 ★★ | 高 ★★★ | 高 ★★★ |
| 副作用の可能性 | あり (食欲↓、睡眠↓) |
あり (吐き気、血圧など) |
ほぼなし | ほぼなし | なし | 薬物療法に準じる |
| 長期的な持続 | 服薬中中心 | 比較的持続しやすい | 持続しうる | 持続しうる | 環境に依存 | 高めになりやすい |
| 継続に必要なこと | 毎日の服薬 | 毎日の服薬 | 定期的なセッション | プログラムの受講 | 教員との連携 | 複数の継続努力 |
| 費用(相対的) | 中程度 (保険適用のことが多い) |
高め (自費になりやすい) |
高め | 中〜高 | 低〜無料に近いことも | 高め |
| 年齢の目安 | 6歳以上 ✓ | 6歳以上 ✓ | 全年齢 ✓ | 全年齢 ✓ | 就学後 ✓ | 6歳以上 ✓ |
| 家族の関わり | 少なめ | 少なめ | 中程度 | 高(必須に近い) | 中程度 | 中〜高 |
| ご利用地域での入手しやすさ(相対的) | 高(広く入手可) | 高(広く入手可) | 中(地域差あり) | 低め(制限あり) | 学校との協働が前提 | 医療と教育の連携が必要 |
✅ 受診前準備チェックリスト(全25項目)
① 症状と経過(P01–P05)
P016か月以上続く主な症状をリスト化する
P02症状が初めて目立った時期を整理する
P03家庭・学校など2つ以上の場面で出ているか確認する
P04学校・施設での困りごとの具体例をメモする
P05家庭の日常での困りごとの具体例をメモする
メモ
② 本人・家族の背景(P06–P10)
P06睡眠パターン(就寝・起床・総睡眠時間)を記録する
P07家族歴(父母・兄弟姉妹のADHD診断の有無)を確認する
P08出生関連(早産、低出生体重、周産期の事項)をまとめる
P09発達の経過(言語・運動の発達時期)を記録する
P10過去の診断書・評価結果を持参する
メモ
③ 医療情報・書類(P11–P15)
P11現在服用中のお薬の一覧を用意する
P12アレルギー・基礎疾患の記録を用意する
P13通知表や成績関連の資料を持参する
P14担任・スクールカウンセラー等の所見書(あれば)を用意する
P15過去の心理・行動面の検査結果(あれば)を持参する
メモ
④ 行動パターン(P16–P20)
P16症状が強くなりやすい時間帯を記録する
P17ストレスと症状悪化の関連をメモする
P18良い行動が出やすい条件・環境をメモする
P19必要に応じ、困り場面の短い動画(任意)を準備する
P20食事・栄養面の気になる点をメモする
メモ
⑤ 受診直前の確認(P21–P25)
P21お子さま自身が困りごとをどう認識しているか確認する
P22治療に対するお子さまの考えを事前に聞いておく
P23保険・医療費の自己負担の目安を確認する
P24治療に参加できる家族構成員を整理する
P25受診後のフォローについて質問を用意する
メモ
💬 医師面談で準備しておきたい質問(全12項目)
Q01現在の症状はADHDの診断基準に合致しますか。
Q02ADHD以外に、併存しうる疾患(不安、うつ、学習障害など)は考えられますか。
Q03推奨される治療方針と、その根拠を教えてください。
Q04薬物療法が適切な場合、どの薬が候補になりますか。
Q05非薬物療法(行動療法など)との併用は必要でしょうか。
Q06薬の副作用で注意すべき点と、見守りの方法を教えてください。
Q07治療開始後、効果をいつ・どのように評価しますか。
Q08治療の目標と、おおよその期間の目安を教えてください。
Q09効果が不十分な場合、次のステップは何になりますか。
Q10学校での支援と医療をどのように連携させますか。
Q11家庭で保護者ができる最も効果的な支援は何ですか。
Q12次回受診までに記録しておくべきことは何ですか。
Evidence Sources
AAP Clinical Practice Guideline (2019) — DOI: 10.1542/peds.2019-2528 | NICE Guideline NG87 (2018/2024) — nice.org.uk/guidance/ng87 | CADDRA Canadian ADHD Practice Guidelines (2020) — caddra.ca/guidelines/
AAP Clinical Practice Guideline (2019) — DOI: 10.1542/peds.2019-2528 | NICE Guideline NG87 (2018/2024) — nice.org.uk/guidance/ng87 | CADDRA Canadian ADHD Practice Guidelines (2020) — caddra.ca/guidelines/
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